見えなかったものが見えてくる - 新たな計測システムの提案 次世代電池 評価試験装置

[MS-70]加熱式天秤

コーディング材料 単独材料
コーディング剤物性 透過性・濡れ性
乾燥・硬化性
  • 電極材料の乾燥開始最適時間の評価に
  • 集電材上での電極材料の乾燥・硬化条件の決定に
  • 膜内への含有量の測定に
電池材料乾燥条件設定への活用
乾燥・硬化膜中残留揮発分の定量
加熱天秤(通称:水分計)MS-70により集電材上に塗られた電極材料の初期乾燥条件の設計に有効な情報が得られます。集電材料に塗られた電極材料は初期に揮発成分の活発な揮発がおこります。この時点で加熱すると揮発が激しく起こり、橋架けに大きな変動を起こします。揮発成分が決着材の効果を受ける時間を測定し、この効果のある時間帯で加熱することによって安定した物性を有する乾燥・硬化膜が得られます。これによって電池性能の安定した電極膜を作成することが可能です。
揮発成分は乾燥・硬化が終了した状態でも長期間、膜中に残留します。
この残留量は電池性能に大きく寄与します。加熱しながら、残留揮発分を揮発させることによって定量が可能となります。
集電材上の電極材料を所定膜厚とします。加熱式天秤の測定皿にセットし30℃にて揮発分の揮発過程を測定すると3段階の挙動が得られます。中間領域である樹脂―溶剤からの揮発(蒸発)の時間帯で加熱による乾燥・硬化を開始すると物性が安定した膜を得ることが可能です。
乾燥・硬化の終了した電極膜を加熱式天秤の測定皿にセットし100~150℃で加熱すると残留揮発分が揮発します。揮発がなくなるまでの量を計測すると膜中に残留した揮発分量が得られます。