血圧のおはなし

高血圧の人はなぜ減塩するのか?

高血圧の人で塩分を控える人が多いことは一般的に知られている話だと思います。

塩分と血圧の関係は、まだ十分には解明されていませんが、塩分(ナトリウム)を過剰摂取すると血液の浸透圧を一定に保つために血液中の水分が増えるため、結果的に、体内を循環する血液量を増やします。このため、末梢血管の壁にかかる抵抗が高くなり、血圧を上げてしまうと考えられています。

減塩による血圧を下げる効果は、1日に6~8g減らすと、高血圧患者の約20%の血圧は下がりますが、残りの約80%の血圧には変化が殆どありません。これは、塩分に反応し易い食塩感受性タイプか、逆に反応し難い食塩非感受性タイプかによって左右されます。しかし、減塩による血圧の低下の効果が無い食塩非感受性タイプであったとしても減塩をする必要はあります。

ナトリウム画像

例えば、肝臓は過剰なナトリウムの排出と、必要なナトリウムの吸収を繰り返していますが、塩分の多い食事を続けていると、ナトリウムの排出が十分に行われなくなり、血液の量が増えて血圧が上昇してしまいます。また、塩分はコレステロールを高め、血栓をでき易くします。食塩非感受性タイプや、正常な血圧の人でも、塩分の過剰摂取を避けることをお勧めします。

ページ内文書参考:厚生労働省高血圧ホームページ、ほか